新聞って朝刊のみで購読できるの?
値段はどうなるの?
新聞の値段って、定価が決まっていると思ってたけど、値引きしている所もあるって聞いたこともあるし、いったいどうなっているんでしょうか?
試しにインターネットで、「新聞の値段」と検索してみてください。
新聞には、セット版と統合版という種類があって、それぞれ値段が違うことがわかります。
もしかしたらあなたは、家計を節約したいので、「夕刊を止めたら、購読料は安くならないの?」と考えているのではありませんか?
もし夕刊をそれほど読まないなら、少しでも新聞代を節約したいのは、主婦のホンネですよね~!
そこで、今回は、少しわかりづらい新聞の値段についての、あなたのギモンを・・・
- 新聞の値段っていくら?
- 朝刊のみの値段って決まっているの?
- 「統合版」と「セット版朝刊のみ」の値段が違う理由は?
の順で、わかりやすく解決しますよ(^^)v
あなたがこれを知れば、新聞の値段に関する悩みも解消して、気持ちもスッキリすることでしょう!
それでは参りましょう!
新聞の値段っていくら?
まず、新聞には地域によって中身が違うことを知っておきましょう。
簡単なところでは、地方面の内容が地域によって違うことはだれでも知っていることですよね?
他にも、人口が多い都市圏では、夕刊があるのは当たり前のことなんですが、中には、夕刊が届けられない地域もあるんです。
そういった地域は、1日1回朝刊の時間帯に新聞が届けられます。
その新聞のことを、日経新聞では全日版と呼び、一般紙では統合版と呼んでいて、どちらも意味は一緒なんですよ。
そして全日版、統合版が配達されている地域を統合地区、朝夕刊どちらも配達されている地域をセット地区と呼びます。
そこで以下に、各新聞の全日版・統合版、セット版の月ぎめ購読料をまとめてみました。
主な新聞の購読料比較(2019年1月現在)
全日版・統合版 | セット版 | |
日本経済新聞 | 4000円 | 4900円 |
読売新聞 | 3400円 | 4400円 |
一般全国紙(朝日・毎日) | 3093円 | 4037円 |
産経新聞・東日本地区(新潟県・長野県・静岡県より東) | 3034円 | セット版なし |
産経新聞・西日本地区(富山県・岐阜県・愛知県より西) | 統合版なし | 4037円 |
産経新聞・九州・山口県地区 | 3085円 | セット版なし |
産経新聞だけ、独自の販売エリアを決めているようです。
東京では、産経新聞だけ夕刊がないんですね!
これを踏まえて、朝刊のみの値段を考える上で、まず、あなたがやるべき事は・・・
- あなたが住んでいる地区が、セット地区なのか統合地区なのかを知る(※1)
- セット地区であれば、新聞販売店に値段の交渉をする(※2)
ことです。
(※1)あなたが現在夕刊を取っているか、過去に取っていたか、もしくは夕刊を取ったことがなくても、まわりのお宅が夕刊を取っているとか、夕刊の配達を近所で見かけるなど、いずれかに該当すれば、あなたが住んでいる地区はセット地区です
すぐにわからなければ、あなたのお宅の最寄りの新聞販売店に、「この辺りはセット地区、統合地区のどちらですか?」と聞けば早いです
(※2)朝刊のみの価格は、基本的に販売店が独自に決めています。なので、値段交渉は可能です。
ここまでで、「セット版地区と統合版地区で新聞の値段が違う」ということがわかりました。
でも、あなたが住んでいるセット地区では、朝刊のみの値段がいくらなのか?が、少しわかりにくいですよね?
そこで、次の章では、セット地区の朝刊のみの値段について詳しくお伝えしていきますね。
朝刊のみの値段って決まっているの?
先ほど、セット地区において、朝刊のみの値段は、販売店が独自に決めていると言いました。
大抵の場合、その地区には「現地会」という、各新聞社が集まって、現地ルールを決めている組織があるんです。
そして、その現地ルールに則って、その地区の朝刊のみの値段が決められていることが多いです。
なので、同じ地区で、新聞社間の値段の違いは基本的にはないんですよ。
ここで、セット地区における朝刊のみの値段のパターンを挙げてみました。
- 朝夕刊セット料金から100円引き=3937円
- 朝夕刊セット料金から200円引き=3837円
- キリの良い値段で3900円
- キリの良い値段で3800円
私の経験上、このパターンに当てはまる地区が多いようです。
この値段を見て、あなたにはこんな疑問がわいてきませんか?
統合版は、同様に朝刊のみなのに、値段が3093円でしたよね!
一方、セット地区で朝刊のみにしたら、上のパターンのように、3800円~3937円という価格帯でした。
同じ朝刊のみなのに、なぜこうも統合版地区とセット版地区の値段に差があるのでしょうか?
もしかしたら、セット地区では、差額をぼったくられているのでしょうか?
実は、これには理由があるんです!
そこで、次の章では、その理由をわかりやすく説明していくことにしますね!
「統合版」と「セット版朝刊のみ」の値段が違う理由は?
統合版もセット版朝刊のみも、どちらも朝刊として配達されるので、同じものと思ってしまいますが、実はまったく違うものなんですよ( ゚Д゚)!
そもそも新聞という商品は、朝刊と夕刊がセットになってはじめて成り立つものなんです。
各新聞社は、ある事件や出来事を時系列的に報道することが使命です。
記事の1つ1つは、朝刊から夕刊へ、夕刊から朝刊へ、つながっていきます。
なので、新聞社は、購読者(あなた)が朝夕刊セットで新聞を取っていることを前提として、新聞記事を編集しているんですよ。
しかし、これには例外があって、人口が少ないなど、夕刊の需要が極めて低い地域は、夕刊が売れません。
そこで、新聞社は、そういった地域を「統合版地区」と決めて、統合版の新聞を配達するようになったんです。
だから、統合版の新聞は、夕刊が元々ないという前提で編集されているんですね。
例えば、1つの記事を1日分にして伝えるといったイメージです。
極端な話、編集を締めきった直後に、重大事件が起こったとしても、新聞の記事に載るのは、翌日になってしまうというデメリットが統合版にはあるということ。
以上のことから、統合版とセット版朝刊のみは、中身がまったく違う商品だとわかりました!
っていうか、新聞社側からすると、「セット版朝刊のみ」という商品自体が、そもそも存在しないということですね。
商品が存在しないということは、価格も当然ありません。
この「朝刊のみ」というのは、セット版地区で「どうしても夕刊が必要ではないので、止めてほしい!」という購読者のために、”便宜上設けられているだけ”という制度に過ぎないんですよ。
以上が、「セット版朝刊のみ」の値段が、販売店もしくは、現地ルールに基いて独自に決められていることの理由となります。
セット版地区の新聞販売店としては、「朝刊も夕刊もお届けする」ことが、本来の仕事なので、値段を引くことはありえないのですが、通例的に「感謝の気持ち」として値引きしているのが、現状となっています。
なので、私たち購読者は、「新聞は朝刊と夕刊が揃ってはじめて、完全な商品なんだ!」と再認識しなければなりませんね。
そして、「そもそも統合版とセット版は中身が違うので、値段も違うんだ!」と思うようにしましょう。
さいごに
いかがでしたか?
地方から、都会に引っ越してくると、夕刊の存在自体にビックリするのに、ましてや、値段まで違うとなると、だれでも最初は戸惑ってしまいますよね。
でも、これで値段の違いについて、良くわかっていただけたのではないでしょうか?
もし、値段の交渉がうまくいかなくても、次の記事のテクニックを参考にして、少しでもお得に新聞を購読してくださいね!
参考記事
⇒ 新聞を少しでもお得に契約するコツ!どんな景品・おまけがある?
昨今、新聞を読む人が減っていると言われていますが、残念で仕方がありませんよね。
時代が変わったからと言ってしまえばそれまでですが、紙の媒体ならではの良さもあるので、私はこれからも新聞とインターネットの両方を有効に活用していきたいです。
あなたも、そう感じていただけたら、すごく嬉しいです。
コメントしていただけると嬉しいです!
私も神戸新聞ですが、やや田舎なので、私の市は朝夕セット地域、友人のいる隣接の市は統合版です。
私の近所の喫茶店は隣の市の統合版をとっていました。そこで朝だけ統合版をもらい夕刊はいらないと配達店に頼むと驚愕の返事がきました。
てっきり、統合版だけの3093円といわれると思ったのに、3700円と言われて、そそくさと帰りました。
隣の市は表示価格で買えるのに、私の市では600円も高いのでしょう。送料なのでしょうか。
結局、5km離れた友人の家に届けてもらってから、毎日、取りに行くことにしました。
今の流通の良い時代に、地域に1種類の新聞しかなくて、それ以外は高額な送料を要求されるとは残念で仕方ありません。
今、朝日新聞朝刊のみと、読売新聞朝刊のみを、半年毎にチェンジしています。
一か月¥3667-です。
何故、半年ごとに変えるようにしたかというと、友達から教えてもらったのです。 景品(ビールとか)がもらえるからです。
でも、ネットなどでニュースを見るため、新聞が手付かずの日があったりで、もったいないので、やめようかと思っています。
その前に、産経新聞が安いので、半年間とってみようかと思っています。
匿名さん。こんにちは。
貴重な情報をありがとうございます。
以前はチェンジしたほうが得だと言われてましたが、
最近は更新ごとに景品がつくので、好きなブランドを継続しても大丈夫です。
手付かずはもったいないとは思いますが、
新聞の良さは、自分が思っても見なかった情報を得られる点です。
ネットだと、自分の趣向に偏ってしまいます。
だから、どちらもうまく情報源として利用するのがいいと思います。
わたしは東京新聞の朝刊のみでずっと配達をしてもらっていて、今年8月に東京都東村山市から同小平市に転居しました。
そしたら月極め購読料が100円以上高くなってしまいました。(もちろん、配達してもらう新聞販売店も変わっています)
そもそも、新聞は朝刊夕刊セットで成り立つ、という原則論は理解します。しかし、同じ新聞社の同じ朝刊のみで、わずか数キロメートルの住まいの違いで百円単位で月購読料の差が発生してしまうのはやはり納得いきません。(東京新聞お客様担当の方は、3~400円の差が出ることも地域によってはある、と言っていた)
わたしは、朝刊のみの(統一の)値段を設定できない理由は何か、仮に設定したとして、新聞社や販売店に深刻な悪影響は発生するのか、さきの東京新聞お客様担当の方に食い下がったところ、答えに詰まっていました。
ま、最終的には朝刊のみの価格設定ができるのか否かの検討くらいはしてくださいよ、ということで電話切ったのですが、消費(購読)者の感情としては、安いところから買い(購読し)たい、配達してもらいたいと思うのは至極とうぜんのことと思います。
とはいえ、たとえば新宿から小平に毎日配達してもらうなんてあまりに非現実的です。であれば、「同一商品、同一サービスは同一の値段」であるべきで、せめて同一都道府県内なら価格が統一されるべきではないでしょうか?
とがやんさん。こんにちは。
お気持ちよく分かります。
お店によって価格がまちまちなのは、現実的な問題ですね。
記事中にもある通り、新聞社の考えでは、
そもそも「朝刊のみ」という商品が存在しないので、
価格設定は販売店に丸投げといった現状なのです。
本社にクレームを言っても販売店が決定しないかぎり、
価格の変更は難しいですね。
おっしゃるとおり、同じ商品なら安いところから配達してもらいたいのは
当然のお気持ちだと思います。
再販売価格維持制度に守られているにもかかわらず、
新聞業界の現状は、顧客の減少にともなって無代紙とか値引きとかが
まかり通っている地域も平気であります。
新聞社と販売店との取引制度が変わらないかぎり、
地域差がなく同一の価格が実現するのは困難ですね。
価格に関しては、販売店との交渉しか今は手がありません。
なんとか納得できる価格になるよう祈っています。
何気にネットで新聞購読についてググっていますと貴ブログを発見して読まさせて頂きました。新聞料金の件(統合版、セット版等々)は知らなかったですね。今まで漠然と購読をしていましたからこのブログ、大変参考になり有難うございました。因みに勝手ながらツイッターでリツイートさせて頂きました。
ジュノスさん。コメントいただき、ありがとうございます。
地方によって、新聞の中身も値段も違うというのは、あまり知られていませんね。
新聞販売のことなら、おおよそお答えすることができると思いますので、
またお気軽に書き込んでいただけると嬉しいです。
また拡散もしていただき、感謝ですm(__)m